Chumby Nightとビートクラフトのデモ

Chumby Nightに行ってきた

http://www.flickr.com/photos/fumi/2511233527/in/set-72157605178011472/
Photo by Fumi

ということで、共同購入に乗っかる人を募集します。

【受け付け終了】『chumby』を共同輸入します。一口乗りませんか?

というとしのりくんの発言が発端となって、多くの人を巻き込んで実現したChumby共同購入ですが、5/21のhttp://ja.chumby.wikia.com/wiki/Chumby_night_00:Title=Chumby Nightをもって一応のシメとなりました。私も共同購入に一口載せてもらったので、Chumby Nightに参加して、自分のChumbyを引き取ってきました。


Chumby Nightについてのレポートは他のところでも上がっているので、ここでは当日私がデモしたレゴなChumbyについて書こうと思います。

Jakar Media Framework

私がPHPでWeb開発の人なので、私が所属するビート・クラフトもWebの会社だと思われることが多いのですが、実は組込み用途向けにマルチメディアフレームワーク(MPEGエンジン等)を開発しているのがビートクラフトの主業務だったりします。

このフレームワークの名前を「Jakar(じゃかーる)」といいまして、

という特徴を持っています。

Chumby Nightでデモをした動画プレーヤーは、このJakarを使用したLinuxネイティブなデモアプリだったのでした。(Flash Player上で動いていたわけではありません。)

デモの中身を解説

会社に、社長のlesser(愛称)が購入したChumbyが届いたのは5/8でした。一通り皆でいじくったあと、2時間後にはもうラバーケースがはがされてまして、基盤がむき出しの状態になってました。(笑)


そこからlesserによるJakarの移植とデモアプリの開発が始まりました。幸いChumby

  • OSはLinux
  • CPUはXScale freescale i.MX21 (ARM)
  • Flash Player以外のすべてのソースは公開されている

ということで、Linux+ARMでJakarを動かしている経験がすでにあったので、基本部分はさほど難しくなかったそうです。


どうやって外部のアプリを起動しているのかという質問をChumby Nightの会場でたくさんされて、実はその時は私もよく分かってないまま適当な答えをしてたのですが、今日確認したところdebugchumbyの仕組みを使っているそうです。


Developing Widgets for Chumby: Testing Widgets - Chumby Wikiにあるように、Chumby起動時に外部USBがマウントされていて、そこにdebugchumbyというファイルがあると、通常の起動スクリプトを中断してdebugchumbyを実行します。これの仕組みを利用してJakarなメディアプレーヤーを起動していました。

レゴのデモ台

あと会場で思ったよりもウケていたのが、レゴを使ったケースというかデモ台でした。Chumbyのオリジナルケースははがす際にぼろぼろになってしまったので、デモをやるには代わりのケースを探さないといけません。社内のMLでは、lesserから「なんかよさげなケースを見つけたら教えて」みたいなメールが流れていたのですが、その半日後くらいには「レゴで行けそうだからいいです」という話になっていて、気がついたら上記の写真のものが組みあがっていました。


ということで当日行った、Chumby WidgetではないLinuxネイティブアプリのデモの動画がこちら。(Thanks Fumi!)