HTC EVO WiMAX購入者座談会に参加しました
先週の5/31(火)に開催された「HTC EVO WiMAX 購入者座談会」に参加してきました。
とはいえ自分はまだ「EVO WiMAX購入者」ではありません。枠が余ってるけど良かったら参加しない? とAMN 社内でお誘いを受けて、HTC は数ある Android メーカーの中でも一番好きですし EVO WiMAX にはかなり興味があったので、ありがたく参加させて頂きました。
HTC製アンドロイド端末のシェアは40%
HTCは世界で最初のAndroid携帯 HTC Dream を発売した老舗メーカであり、昨年末よりのAndroid携帯市場拡大の中にあっても、シェア40%を誇っているそうです。
自分はHTCの機種としては
の3機種を持っていますが、それらのどれに対してもそれぞれ愛着があって、メインで使わなくなった現在でも手放さずに持っています。
デザインスタジオOne & Coについて
HTCのプロダクトデザインはOne & Co という会社が一手に引き受けています。One & Co は2008年12月に HTC に買収されて子会社となりましたが、HTCの方針によりその後もHTC製品以外のデザインも制作しているそうです。携帯電話とは関係ないデザインも数多く手がけることによって、枠にとらわれないより良いデザインを生み出せるようにとのこと。
最近の One & Co の作品の一例として、マイクロソフトの「Microsoft Arc Mouse」と「Microsoft Arc keyboard」と「Microsoft LifeCam HD-3000」が会場内で回覧されました。
HTC EVO WiMAXの魅力
まだ購入していない自分が考えるHTC EVO WiMAXの魅力は、
です。
HTC製であること、というのは半分は冗談ですけど完全にネタというワケではありません。他のAndroid端末メーカと比べても、HTC製の端末は同一CPUクロックでも確実に体感速度が速いです。Bar Androidに行った際に「0xbench」で調べたことがあるのですが、HTC製の端末はおおむねメモリアクセスが速く、グラフィック性能もそこそこ良いという結果がでています。他社はこのあたりのバランスがあまり良くなくて、HTC製端末の使い勝手の良さはそこから来ているのかなと思っています。HTC Ariaのように最近の標準端末からはCPUクロックで3割遅い機種でも、普通にサクサク動作するのが素晴らしいです。
最近docomoがテザリングを解禁しましたが、テザリングを有効にすると専用のAPNに接続し直されて、何でも自由に使えるという状況ではないようです。
EVO WiMAXならば、対応エリアでは高速なWiMAX接続でテザリングできて、月額5,000円強(割引後)とかなり魅力的です。会場でWiMAXのスピードテストをしてみましたが、上り1.2Mbps/下り1.5Mbpsでした。
HTC EVO WiMAXのデザインについて
最近のHTCの機種では、何故か裏蓋の内側の色使いが美しいです。自分がすでに持っているHTC Ariaの場合は、以下のような黄色 + スケルトンなのですが、蓋をしていると黄色い部分は全く表から見えません。まるで裏地に凝る粋なデザインみたいですね。
今回のEVO WiMAXの場合は、朱に近い赤がテーマカラーになっています。
これも蓋をしているとその殆どが見えないのですけど、唯一レンズカバーの部分の赤が表面に出ています。このレンズカバーの赤部分も単にシールや印刷で行っているわけではなく、アルミに酸化皮膜で赤を表現しているというこだわりようです。なのでちょっと擦ったくらいでは全く色は落ちません。
なお、質疑応答の時間で普段から気になっていたストラップ穴について質問してみました。HTCの端末でもAriaのようにストラップ穴が付いているものがあるかと思えば、EVOシリーズにはついていません。ストラップ穴を付けるかどうかという社内の判断基準は何かあるのでしょうか?という質問をしたところ、
EVOも初期デザインの段階ではストラップ穴があったと思うが、設計が進むに連れていつの間にか無くなっていた。単に設計の部品配置の問題でストラップ穴の場所が無くなったのではないか?
というお答えでした。
HTC EVO WiMAXを購入するかどうか?
さて、イベントではすでにEVO WiMAXを購入している方々の濃いお話もたくさん聞けて、なかなかに満足度が高かったのですが、イベント終了後現在に至るまで EVO WiMAXの購入に踏み切ってはいません。基本的には気に入っている端末なので、どこが引っかかっているのだろうかと自問すると以下の項目が浮かび上がります。
- 少し大きい。画面の大きさを稼ぐために仕方ない部分ではあるのだが、持った感じではもう一回り小さいほうが望ましい。
- NFC内蔵が欲しい。今後やってくるであろうNFC対応サービスブームを考えると、NFC対応端末が出るまで待ちたい。
Androidの技術の進歩の速さ、つまるところAndroid端末の陳腐化する速さを考えると、あまり深く考えずに次々買い換えてしまっても良いのでしょうが、どうせなら購入した端末には愛着を持って使っていきたいので、じっくり考慮してから決める方針を取っています。