Xperia arcはHDMIのスクリーンライブ出力が良い
ドコモから3月24日発売予定となっているソニエリXperia arc、これのタッチ&トライブロガーイベントに参加してきました。
Xperia arcは1月のCESに参加した際にちょっと触ってはいたのですが、その時の印象はサクサク動くよさげな端末だなぁということでした。ただこの時のCESには、他にもLG, SAMSUNG, Motorola など多数のメーカが2.2 / 2.3ベースの端末を出品していてどれもさくさくでよさげだったので、その分の印象が弱かったのは否めません。
それから2ヶ月弱経って改めてXperia arcを触り倒してみると、ソニー文化らしい映像音楽メディア方向に強い味付けをされた、洗練されトンガッた端末であると感じました。
各種情報
今回は USB をつないで meminfo を覗くのは止めて、Android System Infoをマーケットからインストールして、各情報を写真で撮ることにしました。
ざっと概略を書くと以下な感じ。
- OSから見えるRAMは 317MB、フリー102MB。
- 内蔵ストレージは 380MB、フリー289MB。
- ハードウェアの内部名はsemc、またはmogami
以下は動作しているTaskのリスト。
- かなり多くのタスクがバックグラウンドで動いている
- 「イベントストリームエンジン」という半角カタカナ名のタスクw
HDMIは案外よいかも
Xperia arcにはHDMI出力ポートがあって、動作しているスクリーン画面をそのままテレビ等に表示できます。iPadのVGAアダプタのようにアプリ側で対応しなければいけないなどということはなく、通常画面が何も考えずにテレビに表示される様子は、デモ等に使うにはかなり良さそうです。
サンプルデータとしてMPEG4 H.264 1080iの動画データがいくつか入っていて、それをHDMI経由でフルHDディスプレイに出力すると非常に綺麗です。冒頭の写真は、Final Fantasy(?)のデモ動画を再生しているところを撮ったところです。
Quadrantベンチマーク
あとはイベント終了10分前になって、ふと思い立ってQuadrant Standard Editionを実行してみました。
結果は以下。
値は1384!。若干ですがNexus One 2.2+の値を超えています。2.3でのチューニングが効いているんでしょうね。
不安点は内蔵ストレージの小ささ
これまで見てきたようにかなりそそる端末ではあるのですが、たぶん自分は購入には至らないと思います。理由は以下の点。
- 内蔵ストレージが、380MBと小さめ。最近は大きめのアプリが増えてきており、SDに逃せないケースも多い。内蔵ストレージとしては最低1GBは欲しいところ。
- 「検索」ボタンがない。Nexus One、Nexus Sと使用してきて、検索ボタンの有用性は日常的に感じています。確かに無い場合の代替手段はあるのですが、快適な操作性がかなり損なわれるように感じます。
自分の場合はNexus Sをメイン端末として使用中なので、その代わりと考えるとどうしても上記の細かい点が気になってしまいますが、そうでなければ十二分に魅力的な端末だと思います。
今後はこのさくさくな感じが、ある意味のベースになっていくのでしょうね。各社とも2世代、3世代目のAndroidになってきて熟成が進んできたのが楽しみなところです。