Appleの凄いところはこいつを「MacBook Air」として出したことじゃね?

本日昼前に、オンラインアップルストア注文組の MacBook Air が続々と宅急便で各地に届き始めたようで、Twitterではプチ祭りになってました。私も同様に注文していて謎な配送ステータスにドキドキしたりしたものの、うちにもちゃんと届いたので一安心です。

すでにいろいろなところでレビューが出ていますが、これまでのMBAirとは全くの別モノと言えます。これまでのMBAirは正直手放しで褒められる機種ではなく、軽いMacの選択肢が他にないため、だましだまし使っている人ばかりという残念な機種といえましょう。しかし今回の新MBAirはどうも違うらしい。旧MBAirにあった弱点らしきものはほぼ確実につぶされており、ちょっパヤSSDと合わせて、これまでとは別次元の体感速度を出しているようです


ここまで変わってると、例えば国産メーカなら別シリーズにするんじゃないでしょうか? その方がやっていることの先進性は際立ちますし、旧機種に悪いイメージを持っているユーザにもアピールできます。


でもアップルはそうしませんでした。あくまでもMacBook Airの新機種として、この中身のぜんぜん違うマシンを出してきました。「MacBook Air」の意味するところは「持ち歩きのできる軽量ノートブックなMacintosh」であるというブランディングをアップルがしっかり持っていて、特定の機種の特定の実装とは切り離されていることを認識しているということです。ユーザ視点で見ればすごく自然で当たり前のように思えますが、他社のブランディングを見るとここまで徹底しているのは実はさほど多くありません。製造側視点で見ると、新しい物に新しい名前をつける誘惑に耐えるのはかなり難しいのではないかと想像します。


さて、うちにあるのは初代MBAirですが、きっと世の中のすべての初代MBAirオーナーはヒンジと放熱に泣かされ続けた3年間だったことでしょう。ここで新MBAirがその弱点をどのように改善してきたのか見ておきます。

ヒンジの改善

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旧MBAirのヒンジには本当に泣かされました。使っているとだんだんアソビが大きくなってきてグラグラしてくるだけではなく、それが遠因だと思われる故障が何度か起こっています。都合4回ほど修理に出しましたが、戻ってくる度に正常に戻ったヒンジのアソビが、しばらく使っているとまたグラグラになってくる、その繰り返しでした。

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こちらが新MBAirのヒンジ部分です。まだ長期使っているわけではないので実際のところは分かりませんが、旧MBAirよりは頑丈な作りになっているように見えます。

こんなところに排気口が

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ヒンジと並んで頭を悩ませたのが、kernel_taskの高負荷とその遠因になっている筐体の放熱の悪さでした。旧MBAirは上記の写真のように本体下面に放熱排気口があります。机などの平面に置いた状態でも熱がこもり易く、布団などの沈み込む物の上に置いた場合は、ほぼ排気口が塞がれてしまいました。

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上の写真でもちょっと分かりにくいですが、新MBAirの排気口はヒンジに面した本体部の側面にあります。ここならばどのように置いたとしても排気口が塞がれることはありません。全くうまいアイディアです。

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そのため新MBAirの本体背面はすっきり。


これを書いている今は、移行アシスタントにより環境を移行中です。ちゃんと触ったあとでどのような感触を持つのが楽しみにしている自分がいます。