LL Tiger「開発ライセンスとプログラマーの自由」を終えて

2010年7月31日(土)に開催されたLL Tigerで「開発ライセンスとプログラマーの自由」というセッションを行ないました。


Flasher,iPhone開発系の人たちにも登壇をお願いしましたがことごとくフラれて、結局パネルディスカッションを諦め、私一人で登壇して会場から意見を募るという、なんとも無謀なセッションとなりました。結果としては、会場参加者の方々が積極的に発言をしていただいたことに救われて、上手く盛り上がったセッションになったと思います。

このセッションで私が一番知りたかったのは、今回Apple行ったような「開発ライセンスで使用言語を制限する」という方法が、開発者の一般的な感覚として受け入れられるのかどうかという点でした。参加者に挙手をお願いした簡単なアンケートでは、ざっと9割の方が言語の制限に反対という意見で、この数字は自分が予想したよりもはるかに高いものでした。


このセッションで初めて問題点を詳しく知ったという方もいるでしょう。このセッションをやったからと言って、Appleがこれまでの方針を変える訳もありません。ただ、一人一人の開発者がこの問題を考え、異論があれば意見を表明していくことは、自分が望まない未来をいつの間にか迎えていることにならないよう必要なことだと思います。会場で id:ogijun が語ったように、自由は与えられるものではなく勝ち取るものなのですから。