PHPカンファレンス2021でスポンサーツアーのスタッフを募集します

コロナ禍でのテックカンファレンスの問題

昨年春からはじまったコロナ禍で、特に東京の IT 系イベントはオンライン化を余儀なくされた状態が現在まで続いています。オフラインとオンラインでは、イベントの空気感も楽しみ方も、もちろん運営ノウハウもまったく異なっていて、運営者/参加者ともに試行錯誤の中で色々手探りで試しているのが現状だと思います。

オンラインカンファレンスの協賛の意味とは

コミュニティ主体のテックカンファレンスで特に問題に思えるのが、協賛社へのメリットをどう出していくかです。オンライン開催となり会場やブース準備などの問題は軽減されるとはいえ、オンラインになった分の配信機材の準備などが多く掛かるようになり、労力も経費も以前とさほど変わっていません。つまり従来通り多くの企業から協賛金を集めて、イベントを運用していくという大きな枠組みは依然変わらないわけです。

ところがオンラインイベントになると、これまでのリアルイベントで培われてきた協賛メリットを提供するやり方が、ほぼ有効に機能しません。チラシを配布することもできません、物理的なブースも存在しません、目の前に参加者がいるわけでもありません。自らの企業を知ってもらったり、そこからより関係を深めて採用につなげたいと考えていても、そのきっかけさえ作り難いのが現在のオンラインイベントの姿です。

参加者とスポンサー企業を繋げる

10/2,3 に PHP カンファレンス 2021 が開催されますが、そこで「スポンサーツアー」という企画を実施することにしました。昨年オンライン開催された PHP カンファレンス 2020 では、参加者同士のコミュニケーションに Discord を利用しましたが、その場で参加者とスポンサー企業をつなげる施策はできないだろうか、と考えたものです。KOFOSC で行われているブースツアーのようなものを、Discord 上で行います。

Discord 上のスポンサーツアーチャンネルに、あらかじめ決まったスケジュールでスポンサー企業の担当者の方に入っていただき、運営からのインタビューやそのチャンネルに入っている参加者の方からの質問に答えていただくという形です。リアルイベントのブースの前にみんなで雑談しているような雰囲気にしたいと考えています。

手伝ってくれる人を募集します

現在 PHP カンファレンス 2021 では、20社弱のスポンサーから「スポンサーツアー」への申し込みを頂いており、私一人で回すのはちょっと無理なので、お手伝いしていただける方を 1〜2 名募集中です。参加スポンサーさんとの事前のやりとりや、当日のチャンネルの司会などを手伝っていただきます。

表向きのスタッフ募集は 7/31 で終了しているので、手伝ってみたい方は Twitter@koyhoge までリプライをください。

どうぞよろしくお願いします。

2021-08-03 23:30 追記)

無事に2名の方が申し出てくださいましたので、募集は終了します。どうもありがとうございました。

「HHKB ユーザミートアップ vol.2 with 東プレ」はきっと面白いイベントになる

昨年9月に「HHKB 20周年記念 ユーザーミートアップ」というイベントを開催しました。

hhkbmeetup.peatix.com

なぜかこのイベントの運営側に入ることになり、モデレーターとしてセッションの構成や、当日の司会などもろもろのお手伝いをしました。その辺の話はいしたにまさきさんにチャットインタビューを受けて MODUL.JP の記事にまとまっています。

modul.jp

上記の記事中で

小山:次回の話は決まってないので、そこについては何もないです(笑)

なんて自分でも答えていますが、思っていたより早く2回目が実現してしまいました。

それが6月5日(火)に開催される「HHKB ユーザミートアップ vol.2 with 東プレ」です。

hhkb2.peatix.com

今回は平日夜のイベントなので、私の作業的には前回ほど大変ではないのですが、まあやっぱり期待されているわけですよ、面白いパネルディスカッションを。

今回のパネルディスカッションのテーマは「高級キーボード」

今回はHHKBにとどまらない「高級キーボード」をテーマにするという事もあって、どういう座組みにすればよいかいろいろ考えました。前回のパネルは「HHKBからあまり大きく外れた人選にはしないで欲しい」というPFU側の要望もあり、HHKB を軸に据えた議論を盛り上げることができて、それはそれで面白かったです。

でもデスクトップPCの衰退という状況の中で、キーボードを取り巻く環境は、ものすごくマニアックに拘る派と全く気にしない派の両極に分かれていると思います。HHKB 好きな人たちも「拘る派」の一端を担っているわけですが、世間ではさらに尖った「自作キーボード派」と呼べる人たちの勢力が勢いを増しています。ここを議論に取り入れずして高級キーボードの現在と未来は語れないでしょう。

ということで、今回の第2部パネルセッション「高級キーボードの世界事情」では、以下の方々をお呼びすることにしました。

  • 松本 秀樹 (株式会社 PFU)
  • 持田 智彦 (東プレ株式会社)
  • ぺかそ@Pekaso
  • じゅにゃ@junya28nya

上のお二人は主催者サイドかつビジネスサイドです。

下のお二人の方々について軽く説明したいと思います。

まずはぺかそさん。

twitter.com

自作キーボード派に大きな影響を与えた同人誌「BUILD YOUR OWN KEYBOARDs [compiled]」を執筆された方です。

plustk2s.com

実は前回の HHKB ミートアップの際に、ぺかそさんが同人誌に HHKB について書かれた記事を C92 で見かけて登壇を打診したのですが、諸々の理由で残念ながら断られてしまった経緯があります。今回は自作キーボードについて思う存分語っていただきたく登壇をお願いしたところ、ご快諾いただいたのが個人的にも本当に嬉しいです。

もうお一人はじゅにゃさん。

twitter.com

物理フリックキーボードを実際に開発し、スイッチサイエンスで販売までされている方です。

じゅにゃさんご本人によるブログ記事はこちら。

キーボードを現在のキースイッチという枠組みにとらわれずに、もっと様々な入力インターフェースがあり得るということを実践、証明されているじゅにゃさんに議論に加わっていただくことで、面白い気付きがあるのではないかと楽しみにしています。

どうですか? なんかワクワクしてきませんか? 自分だけ?

前回もそうでしたが、パネルディスカッションは座組みが決まった段階で面白くなるかどうかが、8割方予想できることがあります。議論テーマの詰めはまだこれからですが、どういうセッションになるのか予測できるところとそうでないところがあり、どっちに転んでも面白くなりそうで本当に楽しみにしています。さらに会場からの飛び入りゲストも期待できそうで、そっちも楽しみです。

チケットはまだまだ発売中

「HHKB ユーザミートアップ vol.2 with 東プレ」は定員 150 名のうち、現時点で販売済チケットは 78。まだまだ余裕で買えます。キーボードに関する熱い議論に参加したい方は、6月5日の夜に六本木までいらっしゃいませんか?

#ssmjp キタガワナイト「公開情報から読み解くWnnaCry騒動」にブログ枠で参加してきた

本日10月26日に開催されたssmjpにブログ枠で参加してきました。

ssmjp.connpass.com

競争率3倍以上の人気イベントで、抽選で勝ち残れる気がまったくしなかったので、先着3名で空いていた「ブログ枠」というものにさくっと申し込みました。ブログ枠というからにはブログを書かなければいけません。イベント中はひたすらメモを Markdown で書いてて、イベント終了とほぼ同時に gist で公開といういつものパターンをやったのですが、なにせブログ枠なので、はてなブログの機能で gist を貼り付けてブログエントリに仕上げました。

北河さんによる発表内容は本当に広く深くて、頑張ってメモりましたがそれでも全体の3〜4割くらいだと思います。

今年5月に社会を大きく騒がせた WannaCry ですが、不正確な情報や明確な間違いが結果的に多く流れました。公開情報を丹念に追うことで、それらがどのように発生したかを検証していく北河さんの話はとてもおもしろく、一次情報に当たる重要性を再認識させてくれます。

#ssmjp 2017/10 #1 キタガワナイト記録メモ

デブサミ2017のランチセッションに登壇します

デブサミ2017

えらい久しぶりの更新ですw

さて、今週末に目黒雅叙園で開催されるDevelopers Summit 2017 通称デブサミ2017。その2日目2/17(金) のランチセッションに登壇することになりました。

event.shoeisha.jp

テーマはフリーランスの働き方について。ランチスポンサーはレバテックフリーランスというそのものずばりのサービスをやっているレバレジーズさん。

以前に、同じレバレジーズがやっているteratailの木下さんからコミュニティについてのロングインタビューを受けたことがあって、おそらくそれきっかけでお呼びがかかったのだと思います。

news.mynavi.jp

本日レバレジーズさんに伺って事前打ち合せをしてきたのですが、話はいくらでも広がるから30分はあっという間に過ぎるよね―という話で落ち着きました。パネラーは私の他には水野竜与志さん、フリーランス4年目のバリバリの若手の方です。セッションチェアはレバレジーズの林英司さん。お会いした印象はは気のいいお兄さんといった感じですが、実はレバテック事業部の事業部長さんです。

登録は満員になっていますが、デブサミは会場に余裕があれば当日参加も可能なシステムになっているので、並んでいればたぶん入れると思います。ご興味ある方はさくっと参加登録をどうぞ。デブサミ自体の参加申込みは明日2/13(火)の13:00までなので、急げ諸君。

FuelPHP勉強会東京 vol.3に参加してきた

ここ数ヶ月間は会社のプロジェクトでは FuelPHP を使っています。丁度よいタイミングで勉強会が開催されたので参加しました。

申し込んだ時点では参加者全員 LT という約束だったので、ここ数ヶ月 FuelPHP を使った実感を簡単にまとめてスライドにしました。


昼の勉強会も面白い発表をたくさん聞けて、夜の懇親会もさらに楽しくて、とても良い時間を過ごさせて頂きました。

知ってる人が一人もいない勉強会も新鮮でいいなぁ〜。もっと色んなところに出て行かないといけないなと実感しました。

GOOD DESIGN EXPO 2011

http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6085260097/

昨年はRubyKaigiにぶつかっていて悔しい思いをした「GOOD DESIGN EXPO 2011」を、今年はばっちり見学してきました。


振り返れば GOOD DESIGN EXPO に最初に行ったのは2008年で、一度行ってその魅力にメロメロにやられてしまった訳です。ちょうどα350を手に入れたタイミングだったので、写真撮りまくりっぷりが flickr の set に残っています。

良いデザインはアイディアの宝庫

言うまでもなく、良いデザインは何らかの問題を解決するために脳みそを絞り尽くした知恵の抽出物です。そんなアイディアがガンガン詰まった数々のデザイン製品が死ぬほど集まっているのですから、これが面白く無い訳がありません。


GOOD DESIGN EXPOは、原則的にすべての出品物は実際に可動状態で手に取って触ることができる、おそろしい程におおらかで、言い換えれば見学者を信頼している展示会です。「神は細部に宿る」と言うように、実際に触った質感や細かい作りこみから感じることや、近くから見るだけでは分からないことも数多くあります。この展示会は、一部の例外を除いて多くの製品をじっくり触り倒すことができる素晴らしく貴重な機会です。数多く触っているうちに、デザインを生み出した意識の流れに飲み込まれ奔流される感覚さえ感じます。これが病みつきになるんですねw


13時頃に入場したのですが、20時過ぎまでほぼ休みなしノンストップで歩きまわり、触りまくってました。あっという間に時間が経つんだよなぁ。

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7インチAndroidタブレットは案外イケルかも (A01SHブロガーイベントレポート)

http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079937529/

8月25日(木)にイーモバイルさんで開催された「GALAPAGOS(A01SH)タッチ&トライ ブロガーミーティング」に参加してきました。


AndroidタブレットとしてはASUS Transformer TF101をすでに所有している私ですが、国内メーカー製のAndroid 3.2 タブレットを触り倒せる機会ということで、イベント情報を聞いたときに思わず参加申し込みしていました。イベントに参加して実際に触ってみて感じた印象は「7インチタブレットは案外アリだなぁ」でした。(すいません、同じくらいの大きさの Galaxy Tab はあまり触っていなくて、しかもあちらは Android 2.x 系なので、どうしても大きい携帯電話に思えてしまうのですw )

7インチという大きさ

http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079940613/

手で持ってみるとこの大きさ。ノート並みの板というより、大きめの手帳といった印象です。背面もいい感じにアールがついているので、より小さい印象に感じます。

http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079945005

10インチのTF101と比較すると、同じAndroidタブレットという区分で判断してはいけないのではという感じさえしてきます。GALAPAGOSが元々電子ブックリーダーのブランドなので、電子書籍を読むために手軽に持ち歩くというのがコンセプトの一つなんでしょうね。

http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079946147

Androidをすでに触っている人ならモバイルGoogleマップのカーナビ機能がかなり実用になる事はすでにご存知だと思いますが、車のキャビネットに置くのに携帯電話では小さすぎるし、10インチタブレットでは逆に大きすぎるんですね。その点7インチという大きさはドンピシャだと思うんですが、質問の時間で「車載用のアダプターを出す予定はないか?」と聞いても「ない」とにべもない返答でした。

スペックなどなど

いつも通り MultiTouch Tester や Android System Info を入れて判明したことなどを列挙します。

  • Androidのバージョンは 3.2
  • カーネルバージョンは 2.6.36.3
  • ビルド番号は 5031_1_200
  • タッチパネルの同時認識数は 10 (ただし10点を安定して認識できる感じではなかった)
  • ハードウェアのコードネームは ventana*1
  • システムから見える内蔵ストレージは 6.54GB / フリー 5.97GB
  • システムから見える内蔵 RAM は 724MB / フリー 318MB
  • /mnt/sdcard2 というマウントポイントがある
  • Quadrant ベンチマークの値は 2031

http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079943871/ http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079947269 http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079949237 http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079951053/ http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6080489326/ http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6080490822/ http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079955931/ http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079957719/ http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6080495872/ http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6078962249/

このサイズならではのアプリがきっとある

イベント中は限られた時間ということでかなり必死になって A01SH を触ってましたが、7インチサイズタブレットでも Android 3.X の操作系は自然でした。上に述べた電子書籍やカーナビの他にも、このサイズならではの使い道があるような気がします。そもそもタブレットに最適化されたAndroidアプリがまだまだ少ないので、実際に日常で使ってみると不満に思うこともまま見つかるかも知れません。


NVIDIAさんが力を入れているゲームにしても、タッチパネルでのコントロールだけではなくUSB経由でコントローラを接続して遊びたいというニーズもあるように思いますし、7インチサイズならばゲームコントローラー内蔵ジャケットなども考えられそうです。


実際に端末を触る時間がたっぷり用意されていて、満足度の高いイベントでした。どうもありがとうございました。

おまけ

NVIDIA の方が、Tegra 2 チップの実物を持ってきて下さっていたので写真を撮ったり。
http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6080511464/

会場にあった電源リールが(たぶんたまたま)NVIDIAカラーで美しかったり。
http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6080512646/

おみやげ

あと参加者へのおみやげとして、以下のものを頂きました。

http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079980635
イーモバイル 500円クオカード

http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6079981679/
NVIDIAロゴ入りステンレス製タンブラー

http://www.flickr.com/photos/koyhoge/6080519930/
GALAPAGOSロゴ入りボールペン


はてダが Fans:Fans のブログパーツに対応したというので試しに張ってみるw


やっぱりダメぽい?
Fans:Fans

*1:ventanaは NVIDIA が出している Tegra2 の開発用ボードだと分かった