ABC 2012 Springで写真を撮りまくった
先週の土曜日 2012年3月24日に「Android Bazzar and Conference 2012 Spring」(abc2012s)が東大本郷で開催されました。上の写真はそれとはあまり関係なく、会場となった工学部2号館の東側で行われていたビル工事現場です。かっこいい。
ABCのスタッフをやるのは前回のABC 2011 Summerに続いて2回目で、事前の準備をやる余裕はあまりないですが、当日だけでいいならと当日スタッフとして登録しています。前回、自分が担当になった震災セッションで例のごとく登壇者写真を撮りまくってたら(Flickrのセット)、それが案外好評だったようで、今回は記録班として写真を撮る専門な役割になってしまいました(笑)。
ABCといえば、屈指のセッション同時並行トラック数で有名です。今回も11トラック+バザール(展示)2会場という構成で、まぁ全部のセッションを撮影するのは土台無理と諦めつつ、できるだけたくさん会場を回ってセッションを撮影しようと心掛けました。
東大安田講堂内は当初は撮影禁止だったのが、ぎりぎりになって撮影OKになって、天井からシャンデリアがぶら下がっている素晴らしい講堂内の写真が撮れたり。
当日の天気は、開始時は小雨、途中でちょっと強い雨になって、その後晴れる、というあまりイベント日和な天気ではありませんでしたが、それでも 2,000 人以上の方々にご参加いただけたようです。
小雨が降る中、メイン会場の工学部2号館と安田講堂の間を何度も往復したわけで、終わってみると結構疲れました。でも楽しかったので、きっとまた次回の ABC も当日スタッフ登録をすると思います。
当日、私が撮影した写真のflickr setは以下です。
Nexus SをAndroid 4.0にアップデートした
Nexus S 向けに Android 4.0.3 Ice Cream Sandwitch がリリースされたという報道がありました。1日待っても自動で OTA する様子がなかったので手動にてアップデートを行いました。
手順は以下にある通り。
[INFO] Nexus S Official ICS 4.0.3 Released D… | Samsung Nexus S | XDA Forums
定番ボタン付きの ICS は案外使い易い
友人の Galaxy Nexus をこれまでに何回か触らせてもらいましたが、いろんな人がすでに書いている通り、メニューボタンの場所がコロコロ変わるのは UI デザインの改悪としか思えませんでした。Nexus S の場合は、端末が持っているメニューボタンがそのまま使用できるので、その点は不満はありません。
設定項目の増減
設定項目に無くなったものがあります。例えば、従来は確か「ディスプレイ」カテゴリにあった「アニメーション」の設定が無くなっています。つまり ICS では画面のエフェクトアニメーションが常に有効になっています。
また「開発者向けオプション」がかなり拡張されていて、
- 厳格モードを有効にする
- ポインタの位置
- タップを表示
- 画面の更新を表示
- CPU 使用状況を表示
- ウィンドウアニメスケール
- トランジションアニメスケール
などなど、多くの項目が追加されています。
7インチAndroidタブレットは案外イケルかも (A01SHブロガーイベントレポート)
8月25日(木)にイーモバイルさんで開催された「GALAPAGOS(A01SH)タッチ&トライ ブロガーミーティング」に参加してきました。
AndroidタブレットとしてはASUS Transformer TF101をすでに所有している私ですが、国内メーカー製のAndroid 3.2 タブレットを触り倒せる機会ということで、イベント情報を聞いたときに思わず参加申し込みしていました。イベントに参加して実際に触ってみて感じた印象は「7インチタブレットは案外アリだなぁ」でした。(すいません、同じくらいの大きさの Galaxy Tab はあまり触っていなくて、しかもあちらは Android 2.x 系なので、どうしても大きい携帯電話に思えてしまうのですw )
7インチという大きさ
手で持ってみるとこの大きさ。ノート並みの板というより、大きめの手帳といった印象です。背面もいい感じにアールがついているので、より小さい印象に感じます。
10インチのTF101と比較すると、同じAndroidタブレットという区分で判断してはいけないのではという感じさえしてきます。GALAPAGOSが元々電子ブックリーダーのブランドなので、電子書籍を読むために手軽に持ち歩くというのがコンセプトの一つなんでしょうね。
Androidをすでに触っている人ならモバイルGoogleマップのカーナビ機能がかなり実用になる事はすでにご存知だと思いますが、車のキャビネットに置くのに携帯電話では小さすぎるし、10インチタブレットでは逆に大きすぎるんですね。その点7インチという大きさはドンピシャだと思うんですが、質問の時間で「車載用のアダプターを出す予定はないか?」と聞いても「ない」とにべもない返答でした。
スペックなどなど
いつも通り MultiTouch Tester や Android System Info を入れて判明したことなどを列挙します。
このサイズならではのアプリがきっとある
イベント中は限られた時間ということでかなり必死になって A01SH を触ってましたが、7インチサイズタブレットでも Android 3.X の操作系は自然でした。上に述べた電子書籍やカーナビの他にも、このサイズならではの使い道があるような気がします。そもそもタブレットに最適化されたAndroidアプリがまだまだ少ないので、実際に日常で使ってみると不満に思うこともまま見つかるかも知れません。
NVIDIAさんが力を入れているゲームにしても、タッチパネルでのコントロールだけではなくUSB経由でコントローラを接続して遊びたいというニーズもあるように思いますし、7インチサイズならばゲームコントローラー内蔵ジャケットなども考えられそうです。
実際に端末を触る時間がたっぷり用意されていて、満足度の高いイベントでした。どうもありがとうございました。
おみやげ
あと参加者へのおみやげとして、以下のものを頂きました。
イーモバイル 500円クオカード
NVIDIAロゴ入りステンレス製タンブラー
GALAPAGOSロゴ入りボールペン
はてダが Fans:Fans のブログパーツに対応したというので試しに張ってみるw
*1:ventanaは NVIDIA が出している Tegra2 の開発用ボードだと分かった
HTC EVO WiMAX購入者座談会に参加しました
先週の5/31(火)に開催された「HTC EVO WiMAX 購入者座談会」に参加してきました。
とはいえ自分はまだ「EVO WiMAX購入者」ではありません。枠が余ってるけど良かったら参加しない? とAMN 社内でお誘いを受けて、HTC は数ある Android メーカーの中でも一番好きですし EVO WiMAX にはかなり興味があったので、ありがたく参加させて頂きました。
HTC製アンドロイド端末のシェアは40%
HTCは世界で最初のAndroid携帯 HTC Dream を発売した老舗メーカであり、昨年末よりのAndroid携帯市場拡大の中にあっても、シェア40%を誇っているそうです。
自分はHTCの機種としては
の3機種を持っていますが、それらのどれに対してもそれぞれ愛着があって、メインで使わなくなった現在でも手放さずに持っています。
デザインスタジオOne & Coについて
HTCのプロダクトデザインはOne & Co という会社が一手に引き受けています。One & Co は2008年12月に HTC に買収されて子会社となりましたが、HTCの方針によりその後もHTC製品以外のデザインも制作しているそうです。携帯電話とは関係ないデザインも数多く手がけることによって、枠にとらわれないより良いデザインを生み出せるようにとのこと。
最近の One & Co の作品の一例として、マイクロソフトの「Microsoft Arc Mouse」と「Microsoft Arc keyboard」と「Microsoft LifeCam HD-3000」が会場内で回覧されました。
HTC EVO WiMAXの魅力
まだ購入していない自分が考えるHTC EVO WiMAXの魅力は、
です。
HTC製であること、というのは半分は冗談ですけど完全にネタというワケではありません。他のAndroid端末メーカと比べても、HTC製の端末は同一CPUクロックでも確実に体感速度が速いです。Bar Androidに行った際に「0xbench」で調べたことがあるのですが、HTC製の端末はおおむねメモリアクセスが速く、グラフィック性能もそこそこ良いという結果がでています。他社はこのあたりのバランスがあまり良くなくて、HTC製端末の使い勝手の良さはそこから来ているのかなと思っています。HTC Ariaのように最近の標準端末からはCPUクロックで3割遅い機種でも、普通にサクサク動作するのが素晴らしいです。
最近docomoがテザリングを解禁しましたが、テザリングを有効にすると専用のAPNに接続し直されて、何でも自由に使えるという状況ではないようです。
EVO WiMAXならば、対応エリアでは高速なWiMAX接続でテザリングできて、月額5,000円強(割引後)とかなり魅力的です。会場でWiMAXのスピードテストをしてみましたが、上り1.2Mbps/下り1.5Mbpsでした。
HTC EVO WiMAXのデザインについて
最近のHTCの機種では、何故か裏蓋の内側の色使いが美しいです。自分がすでに持っているHTC Ariaの場合は、以下のような黄色 + スケルトンなのですが、蓋をしていると黄色い部分は全く表から見えません。まるで裏地に凝る粋なデザインみたいですね。
今回のEVO WiMAXの場合は、朱に近い赤がテーマカラーになっています。
これも蓋をしているとその殆どが見えないのですけど、唯一レンズカバーの部分の赤が表面に出ています。このレンズカバーの赤部分も単にシールや印刷で行っているわけではなく、アルミに酸化皮膜で赤を表現しているというこだわりようです。なのでちょっと擦ったくらいでは全く色は落ちません。
なお、質疑応答の時間で普段から気になっていたストラップ穴について質問してみました。HTCの端末でもAriaのようにストラップ穴が付いているものがあるかと思えば、EVOシリーズにはついていません。ストラップ穴を付けるかどうかという社内の判断基準は何かあるのでしょうか?という質問をしたところ、
EVOも初期デザインの段階ではストラップ穴があったと思うが、設計が進むに連れていつの間にか無くなっていた。単に設計の部品配置の問題でストラップ穴の場所が無くなったのではないか?
というお答えでした。
HTC EVO WiMAXを購入するかどうか?
さて、イベントではすでにEVO WiMAXを購入している方々の濃いお話もたくさん聞けて、なかなかに満足度が高かったのですが、イベント終了後現在に至るまで EVO WiMAXの購入に踏み切ってはいません。基本的には気に入っている端末なので、どこが引っかかっているのだろうかと自問すると以下の項目が浮かび上がります。
- 少し大きい。画面の大きさを稼ぐために仕方ない部分ではあるのだが、持った感じではもう一回り小さいほうが望ましい。
- NFC内蔵が欲しい。今後やってくるであろうNFC対応サービスブームを考えると、NFC対応端末が出るまで待ちたい。
Androidの技術の進歩の速さ、つまるところAndroid端末の陳腐化する速さを考えると、あまり深く考えずに次々買い換えてしまっても良いのでしょうが、どうせなら購入した端末には愛着を持って使っていきたいので、じっくり考慮してから決める方針を取っています。
HTC Ariaのバッテリ持ち具合は半端ない
一昨日入手したHTC Ariaですが、使うほどに愛着が湧いてきます。AriaかわいいよAria。
さて、いろいろ使っていて今更ながらに驚くのはバッテリの持ちの良さです。上記の写真にあるように、夜20時から翌12時くらいまで約16時間充電せずに待受状態のまま放置したのですが、6%しかバッテリを消費していません。BatteryViewのグラフが放電時にこれほど真横に近いのを見るのは初めてです。この時の設定は
というところ。色々アプリをインストールしていないのが良いのかも知れませんが、それにしてもこの持ちの良さは大したものです。Nexus OneやNexus Sでは一時間で数 % は確実に減っていくので、Ariaはそれと比べてもかなり優秀です。
購入時に対応していただいた有楽町ビックカメラの店員さんによれば、HTC AriaとPocket WiFi Sの売れ行きは半々だそうです。個人的には、Aria は Pocket WiFi S (IDEOS) よりも数段優れた端末だと思います。
HTC Aria買ったよ
イーモバからHTC Ariaを数日間借りたkoyhogeのつぶやき - Togetterまとめ
12月中旬に3日ほどHTC Ariaを借りて大いに気に入りました。あれから2ヶ月経って、イーモバイルの現在の回線契約の2年しばりが切れたので、晴れて購入となりました。Xperia arcのイベントまで時間があったので、有楽町ビックカメラにて。
- 既存のデータ回線を、使わなければ0円のプランに変更。
- Aria はスマートプラン(シンプルにねん) 4,580円/月。
- スマートプランデータセットで毎月1,000円引。
- ということで毎月のコストは3,580円。
- 本体は割賦ではなく2年しばり一括 29,620円で購入。
いやー、やはりこの手にすっぽり収まるサイズはいいですねぇ。現在メインのNexus Sとどのように使い分けていくかは、これから試行錯誤していくつもりです。
Xperia arcはHDMIのスクリーンライブ出力が良い
ドコモから3月24日発売予定となっているソニエリXperia arc、これのタッチ&トライブロガーイベントに参加してきました。
Xperia arcは1月のCESに参加した際にちょっと触ってはいたのですが、その時の印象はサクサク動くよさげな端末だなぁということでした。ただこの時のCESには、他にもLG, SAMSUNG, Motorola など多数のメーカが2.2 / 2.3ベースの端末を出品していてどれもさくさくでよさげだったので、その分の印象が弱かったのは否めません。
それから2ヶ月弱経って改めてXperia arcを触り倒してみると、ソニー文化らしい映像音楽メディア方向に強い味付けをされた、洗練されトンガッた端末であると感じました。
各種情報
今回は USB をつないで meminfo を覗くのは止めて、Android System Infoをマーケットからインストールして、各情報を写真で撮ることにしました。
ざっと概略を書くと以下な感じ。
- OSから見えるRAMは 317MB、フリー102MB。
- 内蔵ストレージは 380MB、フリー289MB。
- ハードウェアの内部名はsemc、またはmogami
以下は動作しているTaskのリスト。
- かなり多くのタスクがバックグラウンドで動いている
- 「イベントストリームエンジン」という半角カタカナ名のタスクw
HDMIは案外よいかも
Xperia arcにはHDMI出力ポートがあって、動作しているスクリーン画面をそのままテレビ等に表示できます。iPadのVGAアダプタのようにアプリ側で対応しなければいけないなどということはなく、通常画面が何も考えずにテレビに表示される様子は、デモ等に使うにはかなり良さそうです。
サンプルデータとしてMPEG4 H.264 1080iの動画データがいくつか入っていて、それをHDMI経由でフルHDディスプレイに出力すると非常に綺麗です。冒頭の写真は、Final Fantasy(?)のデモ動画を再生しているところを撮ったところです。
Quadrantベンチマーク
あとはイベント終了10分前になって、ふと思い立ってQuadrant Standard Editionを実行してみました。
結果は以下。
値は1384!。若干ですがNexus One 2.2+の値を超えています。2.3でのチューニングが効いているんでしょうね。
不安点は内蔵ストレージの小ささ
これまで見てきたようにかなりそそる端末ではあるのですが、たぶん自分は購入には至らないと思います。理由は以下の点。
- 内蔵ストレージが、380MBと小さめ。最近は大きめのアプリが増えてきており、SDに逃せないケースも多い。内蔵ストレージとしては最低1GBは欲しいところ。
- 「検索」ボタンがない。Nexus One、Nexus Sと使用してきて、検索ボタンの有用性は日常的に感じています。確かに無い場合の代替手段はあるのですが、快適な操作性がかなり損なわれるように感じます。
自分の場合はNexus Sをメイン端末として使用中なので、その代わりと考えるとどうしても上記の細かい点が気になってしまいますが、そうでなければ十二分に魅力的な端末だと思います。
今後はこのさくさくな感じが、ある意味のベースになっていくのでしょうね。各社とも2世代、3世代目のAndroidになってきて熟成が進んできたのが楽しみなところです。